検索上位を最速で実現させるWordPress-SEOの極意
「まだ。ムダなSEO対策を続けるつもりですか？（Google 検索エンジン担当 Matt Cutts氏）
ブログはもちろん、サイト制作に関わっていれば気になってしまう「Search Engine Optimization」こと「SEO」。
検索エンジンで上位に表示され、アクセスアップを図ろうってことですな。
SEOの手法の80〜90%に対応していると言われるWordPressを使い、さらにSEOに有利になる様、サイトの構成や設定をカスタマイズしようという本です。
私も、自分なりにSEOというものを会得しようとしてはいたんですが、今まで本で読んだりネットで知った情報では核心部分を理論立てて体系化できずにいました。穴空きだらけのクロスワードパズルの様で全体像が描けず、効果を上げる方法をイメージできないでいました。
しかし、この「検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
頭の中にWordPressのSEOのイメージマップを作ります。
そして、それが理論的でありながら、サクサクと読める判り易さで書かれています。
買って正解でした（d!）。
この書籍「検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
その為に、目標キーワードがGoogleウェブマスターツールの５つの指標
1. コンテンツキーワード
2. サイトへのリンク
3. インデックスステータス
4. 内部リンク
5. 重複するタイトルタグとメタデータ・HTMLの改善
で高く評価される方法を説明していきます。
基本理論として、まずGoogle特許の「ページランク算出方法」を、行列を使い、数学的に説明します。
閲覧者が架空のネットワーク内の各ページから他のページへ移動する確率（ベクトル）と、ページが他のページとどうリンクしているかというのを表した行列（ハイパーリンク行列）、さらにはリンクに関わらず他のページへ直接進む確率を行列で表したもの（テレポーテーション行列）の積で計算し、0〜10の数字で表します。
これが各ページのページランクとなります。
ページランクは高い程、価値あるページとして検索エンジンで上位に表示されます。
この数式を突き詰めると、
- 多くのページから被リンクを受けているページ。
- ページから出て行くリンクが無い閉じられたページ。
が高評価となりますが、閲覧者にとって不利益になる中身の無い大量のページからの被リンク（リンクファーム型スパム）や、ランクアップのため意図的にページから出て行くリンクを作らない（ウエブリング型スパム）ページを作ればいいという事になります。
これらのページを見抜く為、カップリング係数というのを先の「ページランク算出方法」に積算します。
このカップリング係数は現在0.85程度だそうですが、これを1に近づけると、リンクファーム型スパムでは、ページランクは急に０に近づき、ウエブリング型スパムでは大幅にページランクが大きくなります。
こうして、スパムページは見破られ、Googleウェブマスターツールの５つの指標に合った評価で、ページランクが付けられる様になります。
この「検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
この本には、Googleの「ページランク算出方法」から導かれた理論を元に、具体的な対策も書かれています。
自サイト内を改善する方法と、外部からの被リンクを最適なものにしていく方法です。
自サイト内を改善する方法では、この理論を元に、WordPressの設定や、各種plugin、目標キーワードの出現率、外部からはリンクされているが、発リンクは少ない「閉じられたリンク構造」での発リンク数などを、最適な状態にしていきます。
外部からの被リンクを最適なものにしていく方法は、「ページランクが高く」＆「発リンクが少ない」ウェブページからの一方通行の被リンクを多数作る為、日本語運営オールドドメインを使った複数のWordPressのセカンドブログを、IP分散サーバに設置・運営していく方法を説明しています。
このIP分散サーバを使う方法が、この「検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
こう書くと、なんだかややこしそうに思われるかもしれませんが、この「検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
具体的で、自分のサイトに応用する方法をイメージし易い、書籍でした。
Amazonはこちら↓
検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
