WordPressデフォルトテーマのSEO – h1タグの数をチェック

WordPressサイトを作る場合、Wordpressdデフォルトのテーマを元に、子テーマを作成して使う事も多いと思います。
WordpressデフォルトテーマはWordPressの純正だから間違いないと思うんですよね。
でも、W3Cの仕様に合っているかチェックすると、カスタマイズしていない部分でErrorやWarningが表示されるんですよ。

W3C – Markup Validation Service

ErrorやWarningには無意味な終了タグの存在なども有りますが、SEO的にまずいのは、h1タグが複数箇所で使われているテーマが有る事でしょう。
例えばデフォルトテーマのtwenty twelveを使うと、次の様な ‘Warning’ が出ます。

warning h1 as a top-level heading only

「トップレベルの見出しとしてのみ、h1要素の使用する様に検討してください。」と注意されるわけです。
h1タグはトップレベルの見出しに1カ所のみ使うと言うのは、SEOでも基本なんですよね?

HTML5になってsection要素やarticle要素ごとにh1タグを置ける様にはなっていますが、Bing Webマスターツールでも修正する様に言ってきますので、h1タグは、まだページに1カ所と考えておいた方が良いと思います。

WordPressのデフォルトテーマのh1要素の数と位置を調べてみる

そこで簡単な投稿ページを作成し、WordPressのデフォルトテーマで表示させて、使われているh1要素の数と位置を調べてみます。

実験ページはこんなの

実験ページ
調べてみるデフォルトテーマは

  • Twenty ten
  • Twenty Eleven
  • Twenty Twelve
  • Twenty Thirteen
  • Twenty Fourteen
  • Twenty Fifteen
  • Twenty Sixteen

の7テーマです。

古いデフォルトテーマでは、h1要素が複数有ります。

それぞれのテーマのh1要素の数は、

Twenty ten 1ケ所
投稿タイトルのみ使用
Twenty Eleven 2ケ所
header内のサイトタイトルと
投稿タイトルで使用
Twenty Twelve 2ケ所
header内のサイトタイトルと
投稿タイトルで使用
Twenty Thirteen 2ケ所
header内のサイトタイトルと
投稿タイトルで使用
Twenty Fourteen 7ケ所
投稿タイトル・サイドカラムの各ウィジェットでも使用
Twenty Fifteen 1ケ所
投稿タイトルのみ使用
Twenty Sixteen 1ケ所
投稿タイトルのみ使用

となっています。

‘Twenty ten’ では1カ所だったh1要素が、 ‘Twenty Eleven’ 、 ‘Twenty Twelve’ 、 ‘Twenty Thirteen’ 、 ‘Twenty Fourteen’ では投稿タイトルもh1要素になっていますし、 ‘Twenty Fourteen’ に至っては、サイドカラムの「最近の投稿」「アーカイブ」「カテゴリー」といったウィジェットのタイトル部分迄h1要素になっています。

‘Twenty ten’

‘Twenty Eleven’

‘Twenty Twelve’

‘Twenty Thirteen’

‘Twenty Fourteen’

‘Twenty Fifteen’

‘Twenty Sixteen’

‘Twenty ten’ で1ケ所だったh1要素は、’Twenty Eleven’ 、 ‘Twenty Twelve’ 、 ‘Twenty Thirteen’ 、 ‘Twenty Fourteen’で増えたのはhtml5の書式に合わせたからでしょうか。
ずいぶん前からWordPressはSEOに強いと言われていますが、h1要素だけ見た場合、それが言えるのは ‘Twenty Sixteen’ を含め ’Twenty Fifteen’ 以降になるんじゃないでしょうか?

投稿記事内のh2・h3・h4要素のタグ名変更も必要なんです。

しかし’Twenty Fifteen’ や ‘Twenty Sixteen’ が良いと言っても、投稿タイトルがh1要素として表示されるテーマで投稿をしていたサイトは、簡単にはテーマを変更できません。
投稿テーマがh1要素がh2要素になった分、h2要素の中にh2要素が配置されない様に、投稿記事内のh2要素をh3要素に、h3要素をh4要素にと修正してやらなければいけません。今迄の投稿を全てチェックして修正すると言うのは、かなりの覚悟が必要です(私がそうでした)。

信頼のブランドも、自分の目で確認する事が必要なのですね。

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